そばの花が咲けばアユが下がり始める
清流美山のアユ釣りがシーズン終わりに近づき、網入れ、そして、産卵のために川を下る落ち鮎の季節になってくると、美山のそばの花が咲き始めます。
そばの花を見たことがありますか?
一面のそば畑に揺れる可憐で素朴な白い花は、幻想的で、雪のようにたとえられます。茎の先端に白い小さな花が集まって咲き、まるで雪の結晶のようにも見えます。
美山町では、いくつかの地域でそばを栽培していますが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「かやぶきの里」では、例年9月中旬からそばの花の見ごろを迎えます。
かやぶきの里では、平成10年頃から休耕田を利用し、かやぶきの里の風景によく似合う「景観作物」としてそばの栽培を始めたそうです。かやぶき民家をバックに、揺れるそばの白い花は、見る人の心に安らぎを与えてくれる光景です。
清流美山のアユ釣りがシーズン終わりに近づき、網入れ、そして、産卵のために川を下る落ち鮎の季節になってくると、美山のそばの花が咲き始めます。
そばの花を見たことがありますか?
一面のそば畑に揺れる可憐で素朴な白い花は、幻想的で、雪のようにたとえられます。茎の先端に白い小さな花が集まって咲き、まるで雪の結晶のようにも見えます。
美山町では、いくつかの地域でそばを栽培していますが、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「かやぶきの里」では、例年9月中旬からそばの花の見ごろを迎えます。
かやぶきの里では、平成10年頃から休耕田を利用し、かやぶきの里の風景によく似合う「景観作物」としてそばの栽培を始めたそうです。かやぶき民家をバックに、揺れるそばの白い花は、見る人の心に安らぎを与えてくれる光景です。
そばの花の不思議
満開を迎えたそばの花は、その後茶色の実を結び、10月末頃に収穫を迎えます。そばの花の受粉は風と虫だけが頼りだそうで、雨の多い年には虫が少なく、実を結ばずに散る花も多いとか。可憐な白い小さな花ですが、その花は見かけによらず「独特の匂い」があるそう。人間には臭いけれど、虫にとっては良い匂いなのか、受粉作業をしてくれるそうです。
「そばの花写真コンテスト」などイベントも開催中
有限会社かやぶきの里では9月を「そばの花月間」とし、「そばの花写真コンテスト」の写真を募集されます。そばの花とかやぶきの里をテーマにして、写真を撮ってみませんか?
写真コンテストの最新情報は有限会社かやぶきの里WEBサイトから
南丹市美山観光まちづくり協会でもInstagramのフォトコンテスト「美山フォトコンテスト」を開催中です。
美山の旬の情景をぜひご応募ください。
また、そば関係のお土産物の販売(半生そば、そば茶、そばかりんとう、そば茶アイス等)や「お食事処きたむら」の軒先では手打ちそばの実演が予定されています
美山でとれたそばを味わえるのはこちら!
かやぶきの里の「お食事処きたむら」では、美山で栽培したそば粉を使って蕎麦を打っています。こちらのお蕎麦は風味がよく、地元町民にも観光の方にも大人気!地元産の蕎麦への想いを中野邦治店長に伺いました。
中野:「お食事処きたむら」では、従前よりメニューにお蕎麦があり、最初は他地域のそば粉を使用していました。しかしある年、美味しいお蕎麦のお店を紹介してもらって食べにいったところ、その風味と味に感動。そのお店で修業をさせてもらい、蕎麦を打つようになりました。さらに、この地で採れた蕎麦の実、粉で蕎麦を食べてもらいたいとの思いから、現在は、有限会社かやぶきの里として、作付けから管理し、年々作付け面積を増やして今年は約2.2ヘクタールで栽培しています。北地区での栽培だけでは足りず、今では町内の他の地域でも栽培してもらっているんです。」
地域で採れる安心安全なそばで作られる手打ち蕎麦は、お客さんと地域を結ぶ大切な食材。地域の人々が想いを込めて育てています。しかし美山町では御多分にもれず、獣害との闘いがあります。シカにそばの新芽を食べられないよう電気柵などが必要で、かやぶきの里の景観を保ちながらも、獣たちを寄せ付けないための苦労が隠されているのです。
写真コンテストの最新情報は有限会社かやぶきの里WEBサイトから
南丹市美山観光まちづくり協会でもInstagramのフォトコンテスト「美山フォトコンテスト」を開催中です。
美山の旬の情景をぜひご応募ください。
また、そば関係のお土産物の販売(半生そば、そば茶、そばかりんとう、そば茶アイス等)や「お食事処きたむら」の軒先では手打ちそばの実演が予定されています
美山でとれたそばを味わえるのはこちら!
かやぶきの里の「お食事処きたむら」では、美山で栽培したそば粉を使って蕎麦を打っています。こちらのお蕎麦は風味がよく、地元町民にも観光の方にも大人気!地元産の蕎麦への想いを中野邦治店長に伺いました。
中野:「お食事処きたむら」では、従前よりメニューにお蕎麦があり、最初は他地域のそば粉を使用していました。しかしある年、美味しいお蕎麦のお店を紹介してもらって食べにいったところ、その風味と味に感動。そのお店で修業をさせてもらい、蕎麦を打つようになりました。さらに、この地で採れた蕎麦の実、粉で蕎麦を食べてもらいたいとの思いから、現在は、有限会社かやぶきの里として、作付けから管理し、年々作付け面積を増やして今年は約2.2ヘクタールで栽培しています。北地区での栽培だけでは足りず、今では町内の他の地域でも栽培してもらっているんです。」
地域で採れる安心安全なそばで作られる手打ち蕎麦は、お客さんと地域を結ぶ大切な食材。地域の人々が想いを込めて育てています。しかし美山町では御多分にもれず、獣害との闘いがあります。シカにそばの新芽を食べられないよう電気柵などが必要で、かやぶきの里の景観を保ちながらも、獣たちを寄せ付けないための苦労が隠されているのです。
新そばの季節 石うす挽きにこだわって大切にする蕎麦の風味
収穫したそばの実は、11月中旬ごろから地区内「お食事処きたむら」で新蕎麦として提供されます。お食事処きたむらでは、「石うす挽き」にこだわっているそうです。「石うすでゆっくり挽くと、熱がこもらないので、風味をこわさず、美味しいそば粉になるのです。特に新蕎麦はみどりがかっていて、新蕎麦ならではの風味、香りがありますから、ぜひ、新蕎麦の季節に来て食べてもらいたいです。」と中野店長さん。
お話を伺うためにお邪魔した時は、ちょうど中野店長さんがそばを打っておられるところでした。こねられたそば粉の塊は、中野さんの手にかかると、のし板の上で、まるで生き物のようにひらひら動き、みるみるうちに広がっていきます。使っておられる麺棒は約120センチ。麺棒いっぱいに広げると、直径120センチ、厚みは1.2ミリになったお蕎麦が、そば切り包丁できれいに切り揃えられました。
目の前の白い花が、獣害にも負けず、台風にも負けず、無事にそば粉になった新蕎麦をぜひ食べにお越しください。
お話を伺うためにお邪魔した時は、ちょうど中野店長さんがそばを打っておられるところでした。こねられたそば粉の塊は、中野さんの手にかかると、のし板の上で、まるで生き物のようにひらひら動き、みるみるうちに広がっていきます。使っておられる麺棒は約120センチ。麺棒いっぱいに広げると、直径120センチ、厚みは1.2ミリになったお蕎麦が、そば切り包丁できれいに切り揃えられました。
目の前の白い花が、獣害にも負けず、台風にも負けず、無事にそば粉になった新蕎麦をぜひ食べにお越しください。